エコキュートと蓄電池、どちらが経済的にお得？比較して考えてみよう

家計の負担を軽減したいと考えている人は、エコキュートと蓄電池を導入しましょう。ただし初期費用が高額であることと広いスペースが必要になるので、誰でもスムーズに購入するのは難しいです。そこでエコキュートと蓄電池は、どちらが家計に優しいのか見ていきましょう。電気料金が高くて悩んでいる人は、今後の参考にしてください。

省エネと節電を両立するエコキュートと蓄電池、どちらがお得？

蓄電池は自家消費できるメリットと、停電が発生したときに備えられるメリットがあります。

自家消費できるので安心できる

蓄電池があれば電力会社が供給している電気に依存することなく、自家消費できるようになるので安心です。昨今は電気料金が高額になっているので、家計の負担を軽くしたい人や、電気料金の変動に影響されたくない人におすすめです。

停電が発生したときに備えられる

照明やコンセントは、停電すると使用できなくなります。停電した暗い室内にいると、子どもがけがをしたり、不安な気持ちになったりします。そこで蓄電池があれば、停電時でも明るい室内で家電製品が使用できます。停電時にストレスで押しつぶされそうになっていても、安心して過ごせるでしょう。

広い設置スペースが必要になる

エコキュートは冷蔵庫のような角型のほかに薄型も販売されています。そのため狭いスペースでも無理なく設置できます。しかし蓄電池は広いスペースが必要なので、導入したいと考えていても、スペースの問題で導入を見送らないといけないこともあるでしょう。

火災が発生しない

エコキュートは電気を使用してお湯を作って溜めるので、ガスを使用しません。そのため、火災の発生を防げます。

電気代が節約できる

電気料金が日中よりも安くなる夜間に電気を使用します。また余った電気は備蓄できるので、無駄になりません。

家計に優しい選択はどちら？エコキュートと蓄電池のコストを比較

家計に優しいのはエコキュートです。エコキュートと蓄電池は、コストの差が大きいからです。両方同時に導入するのが難しい人は、エコキュートから導入して電気代とガス代を削減しましょう。

エコキュートよりも高額になる蓄電池

どちらも初期費用が高額になります。イニシャルコストはメンテナンスなども発生するので必要ですが、それよりも注目されているのは初期費用が高額であることです。

とくに蓄電池は高額になるので、手元にある資金が少ないとき焦って購入するのは控えましょう。蓄電池の初期費用は、2LDKの住宅の場合、およそ130万円です。家族のライフスタイルや間取りなどにもよりますが、これよりも高額になることも十分に考えられるので、結論を急ぐ必要はありません。

同じく初期費用が高額になるエコキュートですが、およそ30万円で設置できます。そのため、家計に優しい選択肢はエコキュートでしょう。初期費用を抑えて電気代を節約したい人におすすめです。

住宅設備のエコキュートと蓄電池は一緒に導入するのがおすすめ

初期費用と広いスペースが必要になりますが、不安が無い人は両方の導入を検討しましょう。シミュレーションを適切に行うことで、初期費用をいつ頃回収できるのか明らかになります。

安い電気を蓄電できる

エコキュートは夜間の電気を使用するので、日中の電気料金よりも安くなるのが一般的です。また日中のピークタイムに電気を使用しないので、真夏日や真冬日などで電力の供給がひっ迫しているときも焦る必要がありません。

そして電気の蓄えがあるので、電力会社が提供している電気を極力使用しない生活も実現できます。このように賢く電気を使用できます。

災害時にお湯が使用できる

エコキュートはお湯を溜めておけるので、キッチン、浴室、洗面所などでお湯を使用したいときに問題なく使用できます。災害時など衛生面で不安になりがちなときでも、お湯が使用できるため安心です。

また蓄電池に電気が溜まっていると、照明やコンセントに使用できます。懐中電灯だけで生活を送る必要が無いので、心細い思いをせずに済みます。

注意点

安い電気を蓄電できるだけではなく、災害時にお湯を使用できるのでお得で便利ですが、メリットばかりではなくデメリットも存在します。

まず予定していたお湯の量を超えて使用すると、水になってしまいます。再びお湯を作るためには時間が必要なので、急な来客やお湯を多く使用するときには、日中に電気を使用してお湯を作っておく必要があります。この際、電気代が発生しますがお湯が切れてしまって不便な思いをするのは避けたいところなので、こちらの方法を採用してみましょう。

次にお湯は飲用に適していないということです。業者が定期的にメンテナンスを行いますが、そこで取り除けなかった不純物が混ざっている可能性があるので、安全のために飲用は避けましょう。

まとめ

昨今は電気料金の値上がりが続いていますが、今後も上がり続ける可能性があるため、不安に思うこともあるでしょう。そのような人におすすめなのがエコキュートと蓄電池です。どちらも電気代の節約に期待が持てますが、初期費用が高額になります。どちらも導入するのが難しい人は、エコキュートから購入してみましょう。