エコキュートと太陽光、蓄電池を組み合わせた省エネシステムの魅力とは

公開日: 2023/06/01 最終更新日: 2023/05/16

太陽光発電システムを設置したオール電化の家は非常に増えています。太陽光発電システムにエコキュートと蓄電池を組み合わせることで、昼間に貯めておいた電気で湯沸かしができ、節約循環ができるので、省エネシステムの決定版ともいえるのです。今回はエコキュートと太陽光、蓄電池を組み合わせた省エネシステムの魅力について解説します。

エコキュートと太陽光、蓄電池を組み合わせるとどうなる?

まずはエコキュートと太陽光発電システム、蓄電池の役割について説明します。

エコキュート

エコキュートとは、電気でお湯を作る装置のことです。ヒートポンプをつかうことで、空気中の熱を集めて圧縮してお湯を作るため、ヒーターでお湯に熱を加える一般的な電気給湯器とは異なり、より効率的にお湯を作ることができるのです。

より効率的に湯沸しが可能となるため、給湯コストが抑えられ、光熱費が節約できるというメリットがあります。エコキュートは今後も注目されていく設備のため、導入を検討することを強くおすすめします。

太陽光発電システム

太陽光発電システムとは、主に屋根に設置した発電用太陽光パネルに太陽光があたることで発電を促し、家庭で使える電力として変換利用することができる仕組みのことをさします。

天気が晴れていれば最も発電効果が発揮されやすく、自前で電気を作ることができるので、光熱費の削減ができます。また多くの発電ができた際は売電として、電力会社が買い取る仕組みになっており、売電収入も得られるため一石二鳥なのです。

電気を使うためには、電力会社から電気を購入して利用する必要がありますが、太陽光発電システムを利用すれば、昼間に電気を購入する機会は少なくなり、光熱費削減のメリットをえられます。

蓄電池

先ほど説明した太陽光発電システムだけでは、電気を貯めておくことができないというデメリットがあります。つまり夜間など太陽光発電が行われない間は、電気を購入する必要があるのです。そこで登場するのが蓄電池です。

蓄電池は、昼間に発電した電気を家庭内に貯めておく機能をもった装置のことをさします。太陽光発電システムの中に蓄電池を組み込めば、昼間に発電した電気を貯めておくことができるため、夜間や停電した際でも電気が使えるというメリットがあります。太陽光発電システムと蓄電池はセットにして設置しておけば、最大限のメリットが得られるのです。

エコキュート、太陽光、蓄電池を合わせると

エコキュートと太陽光は、蓄電池と組み合わせれば、太陽光発電によって自前で電気が作られ、蓄電池で電気が貯められます。夜になってお風呂に入る際、エコキュートでお湯を作りますが、お湯を作るために使う電気は、蓄電池に貯められた電気から使われるため、効率的にお湯が作られるのです。

光熱費の節約と自然の力を利用した発電で、快適にお風呂に入ることができるので、まさに省エネがもたらす素晴らしい循環といえるのです。

エコキュートと太陽光、蓄電池を組み合わせた省エネ設備の導入方法

エコキュートと太陽光は蓄電池など、省エネ設備を導入するときに、注文住宅の場合、工務店やハウスメーカーに相談し、設計の段階で設備を組み込んだ形で検討するように、あらかじめ依頼しておく必要があります。その際はオール電化仕様の家となる場合がほとんどなので、注意しておきましょう。

すでに居住している家に、後付で省エネ設備を導入する際は、別途で購入費用や取り付け費用など、総額で200万円以上はかかるため、本当に必要な設備かどうかを検討し、数社に相見積を取ることが大切です。

家計に優しいエコキュートと太陽光、蓄電池で省エネ効果を高める方法

エコキュートは空気中の熱を利用して、お湯を沸かす仕組みのため、他の給湯器と比較して格段に電気代が安く済むので非常におすすめです。とくに電気代が安い夜間を利用して、湯沸しを行うことからまさに家計面をアシストしてくれる本格的な省エネ器具だといえます。

エコキュートをさらに効果的に使うためには、もととなる電気代自体をより抑えるために太陽光発電と、蓄電池を設置することをおすすめします。太陽光発電を利用して発電を行い、蓄電池に電気を貯めておけば、エコキュートに利用する電力も貯めておいた電気から活用することができ、より省エネ効果を高めることができるでしょう。

生活するうえで、お湯はかかせません。湯沸しのコストを抑えることができれば、必然的に家計は楽になります。省エネシステムを検討するのであれば、エコキュートはかかせない設備でしょう。

まとめ

今回はエコキュートと太陽光、蓄電池を組み合わせた省エネシステムについて解説しました。生活するうえで、お湯はかかせないものです。エコキュートは従来の給湯器と比較して給湯コストを大きく抑えられるので、家計に優しい省エネ設備としておすすめです。

エコキュートをさらに効果的に利用するには、太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、システマチックに活用することで、さらに電気代を抑えることができます。エコキュートは環境にも優しい省エネ設備で、家計にも優しいというメリットを併せ持つ設備であるため、一家に一台導入することを強くおすすめします。

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